マウスピース矯正中の間食のコツ
マウスピース矯正中の間食、どうする?
マウスピース矯正を始めると、「間食できないのがつらい」「小腹がすいたときはどうすればいいの?」といったご相談をよくいただきます。矯正中は、1日20時間以上のマウスピース装着が必要とされているものの、仕事や学校の合間に甘いものが欲しくなったり、ストレスからついお菓子に手が伸びてしまうこともありますよね。
そこで今回は、マウスピース矯正中でもストレスを溜めず、健康的に間食と上手に付き合うためのヒントをご紹介します。

マウスピース矯正中に間食がNGな理由
マウスピース矯正中は、間食のタイミングや内容に注意が必要です。「ちょっとくらいなら大丈夫」と思ってしまいがちですが、実は間食が治療の妨げになることもあるのです。ここでは、なぜ間食がNGとされているのか、その理由をわかりやすくご説明します。
虫歯や歯周病のリスクが高くなる
矯正中に間食をすると、虫歯や歯周病のリスクが高まってしまいます。これは、マウスピースを装着していることで唾液による自浄作用が働きにくくなり、食べかすや糖分が口腔内に残りやすいからです。また、お口の中の食べかすは口臭の原因にもなります。
マウスピースの変形・着色の原因に
コーヒーや紅茶、カレーなどを摂取するとマウスピースが着色して黄ばんだり、熱い飲み物によっては素材が変形し、装置が浮いてしまう可能性もあります。また、装着したまま食べ物を噛むとマウスピースが割れ、口の中を傷つけてしまう危険もあるため注意が必要です。
装着時間が守れないと治療が長引く
マウスピースを間食のたびに外していると、そのまま装着を忘れてしまい、1日の装着時間が不足してしまうことがあります。こうした小さなロスが積み重なると、治療期間が数週間から数ヶ月延びてしまうケースもあります。
どうしても間食したい!そんなときの対処法
矯正治療中だからといって、すべてを制限する必要はありません。大切なのは、正しく付き合う工夫です。ここでは、どうしても間食したいときに実践できる、負担の少ない対処法をご紹介します。
食べるなら“外したタイミング”を活用
どうしても甘いものが食べたいときは、食事とセットで間食を済ませるのがおすすめです。たとえば、昼食後にデザートを少し食べてから歯磨きをしてマウスピースを再装着する、といったように、食事のタイミングにまとめることで装着時間のロスを最小限に抑えられます。
歯磨きとマウスピース洗浄は必須!
虫歯や歯周病のリスクが進行してしまうと、矯正治療を一時中断し、虫歯や歯周病の治療を優先せざるを得ないケースもあります。そのため、口腔内を清潔に保つことが非常に重要です。外出先で歯磨きが難しい場合は、マウスウォッシュやうがいで代用し、帰宅後には丁寧なケアを心がけましょう。
持ち歩きセットがあると便利
マウスピース矯正中は、携帯用の歯ブラシやマウスピース専用ケースなどを常に持ち歩くのがおすすめです。外出先で間食する際にマウスピースを紛失するのを防げるだけでなく、お手洗いなどで手軽に歯磨きができるため、口の中の清潔を保ちやすくなります。
マウスピース矯正中の間食で選ぶもの
間食時はマウスピースを外すのが基本です。また、すぐに歯磨きができない場合は、以下の食べ物に注意し選ぶようにしましょう。
避けたい食べ物
- キャラメル・グミ:粘着性が高く、歯に残りやすい。またアタッチメントが取れやすい
- クッキー・チョコレート:糖分が多く、虫歯菌のエサになりやすい
- パンやスナック菓子:口の中で糖に分解されやすく、歯にくっつきやすい
間食に向いている食べ物
- フルーツ(低糖のもの)
- ダークチョコレート(70%以上)
- キシリトール製品
飲み物は基本“無糖”で
- ◎:水、無糖のお茶
- △:コーヒー・紅茶など着色しやすいもの
- ×:ジュース・炭酸飲料・スポーツドリンク
ストレスの少ない矯正ライフを
間食をゼロにする必要はありませんが、「装着時間を守る」「マウスピースを清潔に保つ」ことが最も大切です。大木歯科・矯正歯科四日市では、患者さま一人ひとりのライフスタイルや嗜好に合わせたケア方法をご提案しています。
矯正中の間食や食事の不安も、遠慮なくご相談ください。些細なことでも治療の成功に大きく関わってきますので、スタッフ一同しっかりサポートします。

この記事の編集・責任者は歯科医師の笠井 啓次です。


