インプラントの治療期間

インプラント治療期間は長い?歯科医師の指示を守った生活を

治療期間中も普段通り生活していただけます

インプラントは治療期間が長い、というイメージはありませんか? 確かにインプラント治療は人工歯根を顎の骨に入れる外科的な手術をするため、通常の歯科治療よりも1本にかかる治療期間が長いです。
しかし、そのイメージが先行して、なんとなく治療に踏み出せないという方もいるのではないでしょうか。
今回はインプラントの治療期間や流れ、腫れのピークなどについて解説していきます。

インプラント_治療

インプラント治療期間について

インプラントの治療期間は症例により異なりますが、3〜6ヶ月程度です。しかし、複数歯のインプラント手術や、骨造成など追加の手術などがある場合は、それよりも治療期間がかかることがあります。術後のトラブルを避けるために、担当医との治療計画の際に聞いておきましょう。

インプラント治療期間中の主な流れ

  1. カウンセリング
  2. 精密検査
  3. 診断・治療計画の説明
  4. サージカルテンプレート作成
  5. インプラント埋入
  6. 治癒・結合期間(3~6ヶ月)
  7. 上部構造の装着(完成)
  8. メンテナンス

インプラント治療の流れについて詳しくはこちら

インプラントの治癒期間が長い理由

インプラント治療の期間のほとんどは、治癒を待つ時間にあてられます。治癒期間は、人工歯根と顎の骨が結合するために非常に重要です。この期間中は、生活に大きな制限はなく、普段通りの生活が可能です。上部構造(最終的な歯)はまだ装着できませんが、仮歯が入ることで、日常生活においても不自由なく過ごすことができます。
この期間は治療の成功を大きく左右するため、患者様には適切なアフターケアと担当医の指示に従うことが重要です。

腫れのピークはいつ?安静にしておく時期

インプラント治療は、1次手術と2次手術の2回の手術に分けて行われることがあります。いずれの手術においても、腫れのピークは通常2〜3日後です。腫れのピークが過ぎて落ち着く、術後1週間は安静に過ごすことが重要です。この期間は、担当医の指示に従い、適切な生活を心がけましょう。また、強い痛みや異常な腫れが見られる場合は、無理をせずに速やかに連絡を取り、適切な対処を受けるようにしましょう。

腫れや痛みを軽減するポイント

術後は安静に過ごすことが第一です。しかしそれでも、痛みや腫れがでてしまうことがあります。少しでも軽減するようなポイントをご紹介します。

ポイント1 血流の良くなることは避ける

外科的な治療を行ったあとは、血流のよくなることはさけましょう。血が固まらなくなり、傷口が治癒しづらくなったり、感染する可能性が高くなります。運動、お酒、長時間のお風呂は避けるようにしましょう。

ポイント2 冷やし過ぎない

痛みや腫れがあると、氷や保冷剤で冷やしてしまう方が多いです。しかし、冷やしすぎは血流が悪くなる原因となり、腫れの原因に繋がります。濡れたガーゼで優しくおさえる程度で冷やすようにしましょう。

ポイント3 決められた薬を飲み切る

インプラントの手術後は、抗生物質と痛み止めが処方されます。担当医の指示に従い、決められた回数、時間で飲むようにしましょう。自己判断で飲むのを中断したりすることは避けましょう。

インプラント治療期間は担当医との連携が大切です

治療期間中は担当医の指示を守って生活することが重要です。治療中は何かと不安や悩みがつきものです。些細なことも相談し、互いの誤解が生まれないように、担当医との意志の疎通をとりましょう。
四日市市の歯医者 大木歯科医院四日市では、インプラント学会AAID認定を取得した理事長 笠井のもと、スタッフ一同、インプラント治療をする患者様に寄り添うための知識の更新に努めています。

この記事の編集・責任者は歯科医師の笠井 啓次です。