マウスピース矯正中のしゃべりにくさ
マウスピース矯正中のしゃべりにくさを解消するための対策
矯正中はしゃべりにくい?
マウスピース矯正を始めたばかりで「しゃべりにくい」と感じる方も多いのではないでしょうか。実際、マウスピース装置を装着したときのしゃべりにくさは、よくある悩みのひとつですが心配しなくても大丈夫です。
今回はマウスピース矯正中にしゃべりにくさを軽減するための具体的なアドバイスをご紹介します。

なぜマウスピース矯正中はしゃべりにくくなるのか?
マウスピース装置が舌や歯に接触することで、発音が不明瞭になり、しゃべりにくさを感じやすくいです。初めてマウスピースを装着した際は、口の中の感覚に慣れるまで少し時間がかかることがありますが、通常は時間とともに解消されます。まずは、慣れるために装着し続けることが重要です。
マウスピースのフィット感をチェックしよう!
マウスピースがしっかりフィットしていない場合、しゃべりにくくなる原因になります。適切にマウスピースを装着することで、しゃべりやすさが大きく改善されます。
フィット感のチェック方法
装着時の感覚
装着したときにマウスピースが歯にぴったりとフィットしているか、チューイーなどを使用して確認します。マウスピースと歯の間に隙間があると、発音に影響が出やすいです。
痛みや不快感の有無
装着時に痛みや不快感を感じる場合、マウスピース装置が歯と合っていない可能性があります。この場合は担当の矯正医に連絡して、マウスピースの調整や再作製することをおすすめします。
動かしやすさ
しゃべったり、口元を動かしたりしたときに、マウスピースがずれることがないか確認しましょう。もしずれるような感覚があれば、マウスピース装置に問題が起きている可能性があります。
矯正中のしゃべりにくさを軽減するための対策
マウスピース矯正を始めたばかりの頃は、発音が難しく感じることがよくあります。ここでは、しゃべりにくさを軽減するための実践的な対策をご紹介します。少しの工夫でしゃべりやすくできるので、ぜひ参考にしてみてください。
焦らずに慣れる時間を確保する
初めてマウスピースを装着したときは、数日間しゃべりにくさを感じるかもしれませんが、時間が経つことで徐々に口内が慣れていきます。焦らず、少しずつ適応していくことが大切です。
ゆっくりと話す練習をする
早口で話すと発音がさらに難しく感じてしまいます。ゆっくり話すことで発音が改善され、自然にしゃべりやすくなります。普段の会話でも意識的にゆっくりと話す練習をしてみましょう。
口の中の乾燥を防ぐ
口内が乾燥すると発音が難しくなります。マウスピースを装着している間は、こまめに水分補給を心がけましょう。また、唾液腺マッサージをして唾液量を増加させることも効果的です。
発音練習を意識的に行う
特に「サ行」「タ行」「ラ行」などの発音は、マウスピース装着中に難しく感じることがあります。意識的にこれらの発音を練習することで、滑舌が改善され、しゃべりやすくなります。
マウスピース矯正と滑舌のQ&A
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仕事で喋る機会が多く、滑舌が心配です
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大事な打ち合わせなど、どうしても気になる場合はマウスピースを外しても構いません。しかし、長時間マウスピースを外すと1日の着用時間がうまく取れずに、計画通りに歯が動かない可能性があります。普段は慣れるためにも意識して着用し、大事な予定以外は外さないようにしましょう。
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どのくらいでしゃべりやすくなりますか?
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慣れるまでの時間は個人差がありますが、通常は1週間から2週間程度で改善されます。
最初はしゃべりにくいと感じるかもしれませんが、焦らずに時間をかけて慣れていくことが大切です。マウスピースのフィット感を確認し問題がありそうな場合は、早めに担当の矯正医へ連絡しましょう。
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一定期間たってもしゃべりにくいです
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しゃべりにくさが改善されない場合、マウスピース装置の適合に問題がある可能性が高いです。通っている歯医者で装置と歯がしっかり適合しているのか確認をしてもらいましょう。適合に問題の無い場合は、口筋トレーニングなどの発音しやすくなるような運動をするのをおすすめします。
快適なマウスピース矯正ライフを目指して
最初の頃はマウスピースに慣れずしゃべりにくさを感じるでしょうが、少しずつ慣れていくことで、普段の会話もスムーズになっていきます。発音の練習や、しゃべりやすくなるための工夫を取り入れることで、矯正中のストレスを減らし、快適に過ごせます。
大木歯科・矯正歯科 四日市には、日本矯正歯科学会 認定医が2名在籍しており、マウスピース矯正をはじめ幅広い矯正治療や症例に対応することが可能です。マウスピース矯正についてさらに詳しく知りたい方や、不安がある方は、ぜひご相談ください。理想の歯並びを手に入れるための快適な矯正ライフをサポートします。

この記事の編集・責任者は歯科医師の笠井 啓次です。

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