マウスピース矯正の装着時間
矯正装置をどのくらいの時間装着しているかが治療成功の鍵
歯列矯正の一つとして、近年マウスピース矯正が注目されています。特にインビザラインというブランドは、多くの患者様に選ばれており、その利便性と目立ちにくさから高い人気があります。
マウスピース矯正では、矯正装置をどのくらいの時間装着する必要があるのかが、治療の成功において重要なポイントとなります。今回はマウスピースを1日に何時間使うべきか、食事や歯磨きの際に装着を外す理由、装着忘れを防ぐ方法について詳しくお伝えしていきます。
マウスピースは1日に何時間使えばよい？
マウスピース治療では、マウスピースを1日あたり20時間から22時間程度装着していただきます。この装着時間は、マウスピースが歯に適切な力をかけて移動させるために必要な時間です。24時間のうち食事と歯磨きの際にマウスピースを外すことを考慮しても、ほぼ全ての時間を装着している必要があります。
マウスピースを装着する時間が不足すると、治療の進行が遅れる可能性があります。歯の移動が不十分になると治療期間が長くなり、最終的な結果にも影響を及ぼすことがあります。担当の歯科医師の指示に従い、必要な時間だけマウスピースを装着することが大切です。
マウスピースを外すタイミングと理由
食事や歯磨きの際にはマウスピースを外す必要があります。これは主に以下の理由からです。
マウスピースの損傷を防ぐ
食べ物や飲み物がマウスピースに付着すると、装置が変形したり、変色したりする可能性があります。また、硬いものや粘着性のある食べ物は、マウスピースを傷める原因となりますので食事の際は外しましょう。
口腔内の衛生を保つ
食事後にマウスピースを装着したままだと、口腔内に残った食べ物がマウスピースの内側に入り込み、細菌の繁殖を助長する可能性があります。またマウスピースを装着したままでは、歯を磨けません。磨き残しがあると、むし歯や歯周病のリスクが増します。マウスピースを外してからしっかりと歯磨きを行うことで口腔内のプラークを確実に除去し、清潔に保つことができます。
マウスピースの清潔を保つ
歯磨きの時に使用する歯ブラシや歯磨き粉でマウスピースの表面を傷めることがあります。毛の硬いブラシや研磨剤を含んだ歯磨き粉によってマウスピースに細かな傷がつくと、そこに細菌が付着しやすくなります。
マウスピースの手入れは基本水のみで、指か毛の軟らかいブラシでやさしくこすりましょう。
マウスピースの装着忘れを防ぐ方法
マウスピースを外した後、どうしても装着を忘れてしまう場合は以下のような工夫をしてみましょう。
リマインダーの設定
スマートフォンのアラームやリマインダー機能を使って、装着時間や交換時期を定期的に通知させる方法があります。これにより、装着時間が不十分になることを防ぐことができます。
予備のマウスピースを活用する
外出時や長期間自宅を離れる際などは、1つ前に使用したマウスピースを予備として持っておくとよいでしょう。万が一出先でマウスピースを破損、紛失した際も、予備を使用すればマウスピースを装着していない時間ができてしまうことを防げます。
専用アプリを使用する
タイマー機能やカレンダー機能などがついたマウスピース矯正の専用アプリで装着時間や交換時期の管理をすることができます。
まとめ
マウスピース矯正は歯列を整えるための効果的な方法ですが、その成功にはマウスピースの装着時間を守ることが不可欠です。1日20時間から22時間の装着を守ることで、治療効果を最大限に引き出すことができます。健康で美しい歯並びを手に入れるためにこれらのポイントを参考にして、マウスピース矯正を成功させましょう。
歯列矯正の一つとして、近年マウスピース矯正が注目されています。特にインビザラインというブランドは、多くの患者様に選ばれており、その利便性と目立ちにくさから高い人気があります。
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「大木歯科医院 矯正歯科専門サイト-マウスピース矯正(インビザライン)」
この記事の編集・責任者は歯科医師の笠井 啓次です。
