マウスピース矯正は痛いの?
マウスピース矯正の痛みが心配な方へ
痛みがでたら、痛み止めの服用や患部を冷やすことが大切です
マウスピース矯正を始める際、痛みや違和感が「生活に影響するのでは」と心配ですよね。ですが、しっかりとした痛み対策を取り入れることで、快適な矯正生活を送ることができます。
今回は、痛みを和らげる対処法から治療期間中に安心して過ごすための具体的な方法までを解説します。徹底した対策で、マウスピース矯正中の生活をストレスフリーにしていきましょう。
マウスピース矯正中の痛い時と原因
マウスピース矯正中の痛みは、新しいマウスピースを装着してから1~3日程度がピークです。この痛みの原因は歯の移動によるもので、矯正治療がうまく進んでいるサインでもあります。毎回痛みが出るわけではなく、特に矯正初期や抜歯後など、歯の動きが大きい時に痛みが出やすいです。
痛みが強い時の対策
痛みが強いときは無理をせず、担当医に連絡をしましょう。やむを得ない事情で通院できない場合は、以下の対策で負担を軽減することができます。
痛み止めを飲む
痛みが強い場合は、処方された薬や市販の痛み止め(ロキソニンなど)を服用しましょう。事前に担当医に痛み止めを処方してもらっておくと安心です。
患部を冷やす
患部を冷やすことで、一時的に痛みを軽減することができます。ただし、冷やしすぎると血行不良につながるため、濡れたタオルで優しく抑えながら10~15分程度冷やすことをおすすめします。
柔らかい食事を選ぶ
新しいマウスピースに変えたときは、負担の少ないお粥やうどんなどの柔らかい食事がおすすめです。歯への刺激を抑えることで、痛みの予防につながります。
このような痛みは歯医者へ連絡を
マウスピース矯正中の歯の移動による痛みは通常の反応ですが、以下のような場合には他の原因が考えられますので、すぐに担当医に連絡することをおすすめします。
マウスピースがあたる
マウスピース装置が歯ぐきや頬の粘膜にあたり、口内炎や傷ができている場合は、早めに対処することが重要です。放置すると、痛みや不快感が増し、治療に対するストレスが大きくなってしまいます。担当医に連絡をしてマウスピースの調整をしてもらいましょう。
歯がしみる
歯がしみる場合、矯正治療中の痛みではなく虫歯や歯周病の可能性があります。特に虫歯が重度に進行すると、矯正治療がストップして、虫歯治療を優先して行わなければなりません。虫歯は痛みを我慢せず、早めに歯医者で治療を受けることが重要です。
大木歯科医院四日市には矯正専門の歯科医師と一般診療の歯科医師どちらも在籍しています。矯正治療と虫歯の治療を並行して行うことができるのは総合歯科ならではの診療体制だからです。
抜歯後の痛み
矯正治療での抜歯後には、痛みが出る可能性があります。通常、腫れと痛みのピークは2~3日ですが、痛みが強くなったり、痛み止めが効かない場合は、早めに担当医に連絡するようにしましょう。抜歯後は安静な生活を心がけ、血行が良くなることを避けることも大切です。
マウスピース矯正の痛みに関するよくあるご質問
患者様から多く寄せられる、マウスピース矯正中の痛みに関する疑問にお答えします。
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マウスピース矯正中に痛みで眠れないことがあります
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寝る1〜2時間前に痛み止めの服用をおすすめします。また、新しいマウスピースに交換した後は痛みが出やすいため、寝る前の交換は避け、朝に交換するようにしましょう。
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マウスピースの着脱時に歯ぐきを傷つけてしまいます
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マウスピース装置の着脱時には、専用のアイテムを使用しましょう。着ける際は「チューイー」を、外すときには「リムーバー」を使用することで、簡単に装置を着脱することができるようになります。
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痛いのはいつまで続きますか
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痛みのピークは通常1〜3日ですが、完全に痛みがなくなるまでには1〜2週間かかることがあります。痛みには個人差がありますが、一般的にはすぐに気にならなくなる程度の痛みです。
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旅行中に痛みがでないか心配です
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旅行中の痛みが心配な方は、痛み止めの持参を忘れないようにしましょう。また、新しいマウスピースの交換は避けて、旅行が終了した後に行うと心配なく過ごせます。
痛みを乗り越えて理想の歯並びへ
マウスピース矯正中は、歯の移動などで痛い時があります。しかし、この痛みは理想の歯並びを手に入れるための大切なステップです。適切な対処方法を用いることで、痛みを軽減できます。
大木歯科医院四日市では、マウスピース矯正中の痛みに配慮し、患者様がストレスなく矯正生活を送れるようサポートいたします。矯正中の痛みで不安や疑問がありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
この記事の編集・責任者は歯科医師の笠井 啓次です。