矯正中にマウスピースが割れた

要注意!矯正中にマウスピースが割れた時はどうすればいいの?

矯正中にマウスピースが割れたり、ひびが入ることがあります。間違った対応をすると治療効果が失われたり、口内に思わぬトラブルを引き起こす可能性があるので、自己判断で対処するのは禁物です。今回はマウスピースが割れたときの対処法や、再作製にかかる費用など、突然のアクシデントにどう対応すべきかを詳しく解説します。

マウスピースが割れたらすぐに歯医者に連絡を

使用中のマウスピースが割れたら、すぐにかかりつけの歯医者に連絡しましょう。マウスピースの再作製が必要になる場合があります。
通常、1~2週間ごとにマウスピースを交換しますが、割れたまま使い続けると、口腔内を傷つけたり、治療効果が減少する可能性があります。さらに、矯正治療期間が延びてしまうことも考えられるため、自己判断せずに担当医の指示に従うことが大切です。

マウスピース矯正_再製

割れた時の応急処置

マウスピースが割れたとき、慌ててアロンアルファなどの接着剤を使って直そうとしてはいけません。マウスピースの機能が低下し、歯の移動に悪影響を与える可能性があります。
マウスピースが破損した場合は、使っていたステージの前後いずれかのマウスピースを装着します。どちらも口に合わないときは、無理に装着せずにかかりつけ医にご相談ください。

マウスピースの再作製の費用について

マウスピースが割れた際の再作製費用については、矯正を始める前に事前に確認しておきましょう。 歯科医院によって、再作製の費用が異なる場合があります。1枚あたりの再作製費用や、保証制度があるかどうかを確認しておくことで、万が一のトラブルに備えることができます。

割らないための3つの対策

矯正中にマウスピースが割れるのを防ぐために、日常生活で簡単に実践できる3つの対策があります。これらの対策をすることで、マウスピースが割れるリスクを軽減できます。

装着中の飲食は控える

装着したままの飲食は、マウスピースが割れるだけでなく、虫歯や歯周病の進行リスクも高める可能性がありますので、十分に注意が必要です。マウスピース装着中は、水や白湯の摂取に限定し、それ以外の飲食時には必ずマウスピースを外しましょう。

マウスピースケースを持ち歩く

マウスピースを外したときは、必ずマウスピースケースに保管するようにしましょう。 よくあるのが、ティッシュに包んでそのまま捨ててしまったり、置き場所がわからなくなって割れてしまうことです。マウスピースは専用のケースに保管することで、紛失や破損を防ぐことができます。

無理に着脱しない

マウスピースの着脱は、無理に行わないようにしましょう。 マウスピースを噛み込んで装着したり、無理に外そうとすると、割れる可能性があるので慎重に行うようにしましょう。 また、歯医者に行った際に、正しい着脱方法を教えてもらうことも重要です。

マウスピースが割れた時は適切な対応が大切です

矯正中にマウスピース装置が割れた場合、適切な対応をすることで、矯正治療の進行を保ちつつ、余計なトラブルを防ぐことができます。まずは通っている歯医者に相談し、的確な指示を受けることが重要です。
大木歯科医院四日市では、マウスピース矯正の着脱から取り扱い方法までしっかりとサポートします。また、矯正生活での些細なお悩みごともしっかりとお答えしますので、お気軽にご相談ください。

この記事の編集・責任者は歯科医師の笠井 啓次です。