インプラントの失敗を防ぐ方法

インプラントで失敗を避けるために

インプラント失敗された?
症状があれば相談を

インプラントは100%成功するわけではありません。インプラント手術をうけた方の中には失敗し、インプラントを除去しなくてはならなかった方もいらっしゃいます。
インプラントを決断するうえで失敗の事例やその理由をしっかりと把握し、インプラントを成功させるためのドクターや医院選びが大切です。

インプラント手術後に起こりうる症状

インプラント手術後、次のような症状が考えられます。症状がでたら、担当医に相談の上すみやかな処置が必要です。

外科手術後1~2週間経っても痛みや腫れが続く

インプラント外科手術後の痛みのピークは2~3日後で、症例や手術の難易度によって多少の差はありますが、1~2週間で痛みや腫れは落ち着きます。痛みや腫れが強くなったり、和らぐことがないようであれば、担当医にご連絡下さい。

出血が止まらない

インプラント手術後24時間は血の味がしたり、滲むことがあります。術後血が止まらない場合は清潔なガーゼを15分ほど噛んで様子をみましょう。血が大量に出ていたり、24時間経過しても血が止まらないようであればすぐに担当医にご連絡下さい。

副鼻腔炎のような症状がある

インプラントの上顎の手術をした方で副鼻腔炎の症状がでる方がいます。手術中の粘膜の損傷による細菌感染が原因と考えられます。黄色や緑の鼻水や痰がでたり頭が痛いなどの症状がある方は担当医にご連絡下さい。

インプラントで考えられる失敗と理由

インプラントで考えられる失敗には、なにかしらの理由があります。これからインプラントをお考えの方は理由を把握したうえで、インプラント相談に望むことでインプラント失敗のリスクを軽減できるのではないでしょうか。

①インプラント体と骨が結合しなかった

インプラントは人工の根を骨に埋入します。埋入後2~6か月程でインプラントと骨が結合することで、インプラントが固定し機能することができます。結合しない理由は、手術の計画や診断ミス、歯ぎしり、たばこ、全身疾患、内服薬などがあげられます。

②インプラント周囲炎の発症

インプラント周囲炎は歯周病菌による感染で炎症が生じてインプラントの支えている骨を溶かす病気です。インプラント周囲炎になる理由は、定期的メンテナンスに行なかったり、セルフケアを怠っていて細菌が増殖しやすい環境を自ら提供しているからです。

③金属アレルギー

インプランントはチタンでできており、金属アレルギーを引き起こしにくいですが絶対に引き起こさないことはありません。医師に金属アレルギーであると伝え、説明を受け納得したうえで手術に望みましょう。また、金属アレルギーの可能性のあるかたは、1度アレルギー検査をすることをおすすめします。

④インプラントが破損する

インプラントは、天然歯と違いクッションの役割となる歯根膜がないため歯に加わる力がダイレクトで伝わります。力が加わり続けるとインプラントの破損に繋がります。歯ぎしりや食いしばり癖のある方は、マウスピースの装着をしましょう。

➄痺れが残る

インプラント手術後痺れが残る場合、神経の損傷が理由と考えられます。これは、手術前の診断、計画、当日の治療が理由で神経損傷が考えられます。術後痺れがあっても1~2習慣でなおることがほとんどですが、痺れが続く場合は神経損傷の可能性があります。

術前診断で失敗のリスクを軽減します

大木歯科医院四日市ではインプラント手術前の失敗のリスクを軽減させるために、歯科用CTで3次元的に骨の量や、神経の位置を把握するなど精密検査を実施しその結果をもとに、立体的にデジタル設備でシミュレーションを行い、インプラントの埋入位置を決めインプラント埋入時にガイド行うサージカルテンプレートの作成をします。また患者様の血圧や既往歴、服薬、アレルギーの有無、たばこ喫煙の血液検査データ(1年以内のもの)を把握し、一人ひとりのリスクに備えた治療と術後のケアをご提供させていただきます。

大木歯科医院四日市のインプラントは10年保障です

インプラントが上記のような理由で脱落や割れた、欠けたなどの症状が起きた場合、10年以内であれば再治療を保障でうけることができます。だたし、当院での治療をしていない方や定期メンテナンスを怠っている方、マウスピースの使用がみられない方、交通事故やスポーツなどの外傷の方、喫煙されている方は保障外となります。インプラントの失敗のリスクを軽減させるためには患者様のご協力が必要です。
それでもなにか症状が出てしまった場合はアフターフォローを行わせていただきます。少しでもインプラントで違和感があるようでしたら、お気軽にご相談下さい。

この記事の編集・責任者は歯科医師の笠井 啓次です。