インプラント治療と保険適用
インプラント治療は保険適用になるの?
先天性欠損などが条件になってきます
インプラント治療は、基本的に保険適用ができない治療です。しかし、ある条件を満たすことにより、インプラント治療が保険適用になるケースもあります。
今回は、インプラント治療と保険適用について、大木歯科医院四日市が詳しく説明します。
インプラント治療が保険適用になる条件
- 先天性の疾患で顎の骨が1/3以上欠損や形成不全
- 先天性欠損が6本以上ある
- 腫瘍、顎骨骨髄炎、第三者からの外傷により、顎の骨の1/3の欠損がある
- 3歯以上の前歯の永久歯萌出不全(埋伏歯開窓術を必要とするもの)
- 1/3以上の連続した多数歯欠損(矯正治療後を含む)
インプラント治療の保険適用が限られている理由
インプラント治療の保険適用は、かなり条件が限られています。それは「保険診療」と「自費診療」の違いに関係しています。
保険と自費の区別を理解することが大切です。
保険診療
保険診療は、健康保険に加入している人であれば、負担が3割で治療を行えます。
「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を保障する」というのが条件であり、審美・機能が回復する最低限の治療を目的としています。
治療方法や歯科材料が決められており、どこでも同じ治療が受けられます。
自費診療
自費診療とは、患者様の全額負担で行う治療です。
セラミック修復や矯正治療など、審美目的の施術や、保険治療ではできない方法・素材を選ぶ場合は自費診療となります。
歯を補う治療法には保険適用のブリッジ・入れ歯がありますが、インプラントは審美的かつ高度な治療であるため、基本的に自費診療となります。
保険適用インプラントは治療施設も限られている!
保険適用のインプラント治療には、受診する医療機関にも条件が存在します。条件を満たすほとんどは、大学病院が多いでしょう。当院でも、紹介状をお書きすることは出来ますので、ご相談ください。
保険適用が可能な歯科医療機関の条件
- 20床以上の入院用ベットがある
- 当直体制の整備
- 歯科・歯科口腔外科の病院である
- 歯科・口腔外科の経験が5年以上ある、もしくはインプラントの経験が3年以上ある
- 医薬品や医療設備の安全確保の体制が整備されている
保険適用外の方は医療費控除をおすすめします
インプラント治療は高額となるケースが多く、医療費控除の対象になります。医療費控除の申請をすることによって、負担を減らしてインプラント治療をうけられます。医療費控除を申請する際は、さまざまなポイントがあります。
詳しい申請方法についてはこちらをご覧ください
「医療費控除にインプラントは含まれる!申請方法や必要書類など」
「国税庁ホームページ:医療費を支払ったとき(医療費控除)」
インプラント治療の保険適用で気になることはご相談ください
インプラント治療の保険適用の条件をみて、もしかしたら条件を満たしているかもとお思いの方は、インプラントの無料相談を実施しておりますので、いちど大木歯科医院四日市にご相談ください。該当の場合は、お近くの大学病院の紹介状をお渡しすることが可能です。
条件が該当しなかった方に向けては、患者様に寄り添った治療計画を考え提案します。大木歯科医院四日市では精密機器の完備や、多職種連携を図り、インプラント治療において患者様が安心できる環境の整備をしています。
この記事の編集・責任者は歯科医師の笠井 啓次です。