矯正治療インスタグラム

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出っ歯を治したいという患者さんの矯正治療を行いました。
治療内容：ワイヤー矯正、上下２本ずつ抜歯
治療期間：１年６ヶ月

歯並びだけ見るとすごく綺麗に見えますが、口元を見てみると出っ歯で口が閉じることができず、お口が常にぽかんと開いていることを気にされて矯正治療をスタートしました。
出っ歯を改善するためには上下２本ずつ抜歯を行い、ワイヤーとゴムの力で一気に後ろに下げていきます。
歯を抜いた分、前歯が後ろに引けたことで、口元がかなりスッキリしました✨
ポカンと開いていた口元も閉じやすくなりました。ポカン口は意識しないと改善することができないので、閉じるように意識していただくように伝えました。

ポカン口という言葉を聞いたことはありますか？
ポカン口とは食事や会話をしていないときに、無意識に口が常に開いている状態を指します。
特に子どもに多く見られますが、大人にも起こることがあります。 ポカン口の状態では、通常行われる鼻呼吸ではなく口呼吸になっていることがほとんどです。

ポカン口の主な原因は、口周りの筋力低下や鼻の疾患など多岐にわたります。
・口周りの筋力低下: 口を閉じる筋肉（口輪筋）や舌の筋肉が十分に発達していない、または衰えている場合に起こります。
・鼻の病気: 鼻炎、花粉症、蓄膿症、鼻中隔湾曲症など、鼻づまりによって鼻呼吸がしにくい状態が続くと、自然と口呼吸が習慣化します。
・アレルギー: アレルギー反応が鼻の粘膜の腫れを引き起こし、鼻呼吸を困難にすることがあります。
・癖: 習慣的に口を開けていることで、さらに口周りの筋力が低下するという悪循環に陥ることがあります。

ポカン口を放置すると、見た目の問題だけでなく、全身の健康にさまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。
・むし歯や歯周病のリスク増加: 口が乾くことで唾液の分泌が減り、口の中の細菌が繁殖しやすくなります。
・口臭の発生: 唾液には口の中の汚れを洗い流す自浄作用があるため、乾燥によって口臭が発生しやすくなります。
・歯並びへの影響: 舌の正しい位置が保てなくなり、前歯が前に出る、かみ合わせが悪くなるなどの問題が起こることがあります。
・風邪をひきやすくなる: 鼻呼吸には空気をろ過するフィルター機能がありますが、口呼吸ではウイルスや細菌が直接体内に侵入しやすくなります。
・顔つきの変化: 口周りの筋力が弱くなることで、口角が下がるなど顔つきが変わってしまうことがあります。

ポカン口の改善には、原因に応じた対策が必要です。
・口周りの筋力トレーニング: 口の周りの筋肉を鍛える「あいうべ体操」や、「口輪筋ボタントレーニング」などが有効です。
・歯科矯正: 歯並びやかみ合わせが原因で口が閉じにくい場合は、歯科矯正で治療を行います。
・耳鼻咽喉科での治療: 鼻の病気が原因の場合は、耳鼻咽喉科で原因疾患の治療を受けます。
・生活習慣の見直し: 無意識の口呼吸を改善するために、意識して口を閉じる習慣をつけることも大切です。

矯正治療で歯並びを改善しただけでは、ポカン口を治すことはできません。
自分で意識的に閉じるようにしたり、トレーニングを行うことがとても大切です。
また上記でも記載したように矯正治療だけでは改善しないことがありますので、ポカン口の原因を見つけてそれに合わせた対策も大事になってきます。

矯正治療に興味がある方は一度大木歯科医院にお越しください！

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