矯正治療インスタグラム

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噛み合わせを治したいという患者さんの治療を行いました。
治療内容：ワイヤー矯正、右下１本抜歯
治療期間：１０ヶ月

この患者さんの問題点は反対で噛んでいることです。こういった噛み合わせのことを反対咬合といいます。
反対咬合とは噛み合わせたときに下あごにある歯全体が上あごにある歯全体より前方に突出していることを言います。
反対咬合の治療は歯並びが原因である場合は、歯列矯正で治療できる場合もありますが、骨格の問題であれば外科矯正治療が必要になる可能性もあります。
反対咬合には、簡単に分類すると３パターンがあります。①歯性反対咬合②機能的反対咬合③骨格性反対咬合です。
①歯性反対咬合
上の前歯が舌側に傾斜しているのが原因で反対咬合になっています。
上の前歯はがたがたを伴っている事が多く、比較的治療は簡単です。
②機能的反対咬合
下顎を前に突き出して噛む癖など、顎のズレが原因で一時的に起こることが多いです。「あごの偏位」とも呼ばれます。
矯正で治すことで改善する場合が多いです。
③骨格性反対咬合
下の前歯が上の前歯より明らかに前にあり、前歯が噛み合わない反対咬合です。顎も突出しています。
骨格性反対咬合は、下顎前突症ともいわれます、顔の骨格そのものに異常があり、遺伝的要素も考えられます。
骨格性反対咬合は、矯正治療だけでは治せないこともあります。思春期の急激な成長によって下顎骨が伸びて一旦矯正治療で反対咬合が治っても後も後戻りしてしまう場合もあります。
このような場合は、外科手術を併用することで治療します。手術の時期は、成長が完了した18歳以降から可能です。

この患者さんは①歯性反対咬合に分類されます。右下の１本を抜歯して抜いたスペースを使って下の歯を後ろに下げていきます。
反対咬合のままだと上の前歯に当たってしまい後ろに下げることができないので、上の奥歯にバイトアップレジンを盛って噛み合わせを上げます。
奥歯しか噛まない状態を作ることで、下の歯を後ろに下やすいようにします。
上の前歯も調整を行い、正しい噛み合わせにします。
調整してすぐは話しにくさや食事がしにくいのでかなり悩まれていましたが、正しい噛み合わせになったタイミングでとても喜んでいただけました👏✨
正中(前歯の真ん中)を合わせるためにゴムの力を使って合わせて行きました。

１年もかからず１０ヶ月で矯正が終了しました！！
私たちもこんなに早く終わると思ってなかったのでびっくりです😳
仕上がりに満足していただき、矯正後は銀歯を白い被せ物に変えて、ホワイトニングもされ、さらに見た目が綺麗になりました！！

大木歯科医院では矯正認定医を取得しているドクターが、模型やレントゲン、CTから分析を行います。
分析結果から患者様にとって最善の治療方法を提案します。
矯正治療に興味がある方は一度大木歯科医院にお越しください！

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