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見た目が気になるという患者さんの治療をおこいました
治療内容:ワイヤー矯正、上下2本ずつ抜歯
治療期間:1年2ヶ月
この患者さんの問題点は開咬です。
開咬とは奥歯で噛み合わせた状態で、前歯に隙間ができる噛み合わせで、上下の前歯が咬み合わない状態です。
開咬によって上下の前歯に隙間があると、舌を使って食物をそのまま口内の奥へ摂りこむクセがついてしまう方が多いようです。
開咬の原因の多くは、子どものころ顎の成長期に行っていた指しゃぶりや舌を前に出すなどの癖が原因です。
開咬によって常に隙間があるため「口呼吸」になりやすいです。
口内が乾燥すると唾液の分泌量が減るため、口腔内常在菌が繁殖しやすくなり免疫力も低下します。
そのため、虫歯や歯周病のリスクが高くなってしまいます。
また口元が常にポカーンと開いていると周辺の筋機能が緩んでしまうため、口唇や舌で歯を整える機能が働かず、歯並びが悪くなることがあります。
開咬は「見た目」や「食事のし辛さ」から治療を望まれる方が多い歯並びです。
確かにそれらも問題ですが、他にも知らないうちに弊害につながっているかもしれませんので矯正治療で全体的にしっかり噛ませることが大切です。
開咬を改善するために、今回はi-staition(アイステーション)を使用して、奥歯を圧下させるのと同時に、顎間ゴムを使って全体で噛めるように調整を行いました。
i-staition(アイステーション)とはインプラントアンカーの似ていて、2本のアンカースクリューを上あごに設置する口蓋固定型の装置です。
従来のインプラントアンカーが一方向にしか動かせなかったのに対し、i-stationは3次元的に歯を動かすことができます。これまで動かせなかった歯の動きが可能になり、治療の幅を大いに広げることができます。
ネジを入れるのは怖いイメージがあると思いますが、i-staition(アイステーション)を入れる治療は30分ほどで終わります。入れてすぐは違和感がありますが、骨にしっかりとくっついていて安定すれば痛みや違和感はありませんので、普段通り生活していただけます。矯正終了後はアンカースクリューも除去し、傷跡もなくなります。
この患者さんもi-stationを使用して奥歯を圧下(歯を歯茎側に押し込む、沈める矯正の動かし方)させて、前歯をしっかり噛めせていきました。
治療途中で噛み合わせが変化したことを実感していただき、とても喜んでいました。
顎間ゴムを使用して全体で噛むことができるように調整をして1年2ヶ月で終了しました!!お口の中だけではなく、横から見た目(お口元)も改善しました🤩
大木歯科医院の矯正治療は、最新の装置取り入れて治療を行っております。
新しい装置を取り入れて治療を進めていくことで、外科治療を伴わないと治らない難しい歯並びの方が、大きな手術をしないで矯正治療をすることが出来たり、従来の矯正装置だけでは並べるのが難しく、期間が長期にかかる方ケースがあったのを、期間短縮に繋がったり、患者様の矯正治療への負担を減らしながら、技術の面でも向上することができています。
矯正治療を悩まれている方、一度当院にご相談ください🦷
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