矯正治療インスタグラム

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歯のでこぼこが気になるという患者さんの矯正治療を行いました。
治療内容:ワイヤー矯正、上下2本ずつ抜歯(親知らず上2本抜歯)
治療期間:1年8ヶ月

この患者さんは前歯のでこぼこが強いため、上下2本ずつ抜歯をおこない並べています。
上に2本アンカースクリューというネジを歯ぐきに入れて、アンカーとゴムで外に飛び出している犬歯を引っ張り正常な位置に戻します。
アンカースクリューとは小さなネジを歯ぐきの骨の部分に入れ、歯を動かす時の固定源にします。
アンカースクリューを用いることで困難とされていた歯の動きが可能となります。
その結果治療期間の短縮、精密で質の高い治療、治療の確実性の向上を図ることができます。

噛み合わせもやや深く装置がつけることができなかったので、前歯と奥歯にバイトターボを使用して噛み合わせをたかくすることで、下の歯にも装置をつけます。
バイトターボは噛み合わせが深い患者さんによく使用されます。
歯並びを整えながら噛み合わせも微調整していきます。

矯正相談にいらっしゃる患者様から、必ずといって良いほどご質問いただくのが、矯正治療の痛みについてです。矯正治療は痛いのか、痛みのない治療はないのか、とよくご質問いただきます。
結論から言えば、矯正治療には必ず痛みが伴います。痛みの大小は矯正治療の方法や症例によって異なりますし、痛みの感じ方も個人差がありますが、大なり小なり必ず痛みは伴います。ただ基本的には、耐えられないほどの痛みを伴うことは、現代の矯正治療ではほとんどありません。
矯正治療に痛みが伴う理由は、大きく分けて以下の2つです。
・歯が動くことが原因で生じる痛み
・矯正装置が口の中に当たることが原因で生じる痛み
これら2つの痛みは、それぞれ原因が異なるために、痛みを減らすための対処法も異なります。
矯正治療の最中に痛みが生じる1つ目の原因は、歯が動くことに伴う痛みです。
歯は歯槽骨という骨で支えられています。歯槽骨は矯正治療では、歯を動かしたい方向に向かって矯正装置で力を加えることで、歯槽骨を刺激します。矯正装置による歯槽骨への力を受けて、矯正装着してから2日~3日ほどの間に痛みを感じることが多くなります。多くの場合で、痛みのピークは3日目までで、長くても1週間程度でほとんど痛みはなくなります。
また矯正装置を調整すると、再び痛みを感じることになります。調整による痛みも3日〜1週間前後ありますが、調整のたびに痛みは小さくなっていき、矯正開始後3ヶ月〜6ヶ月ほどで、痛みをほとんど感じなくなる方が多いです。
ワイヤー矯正に比べて、マウスピース矯正は一度に歯を動かす距離が小さいため、歯が動く痛みも比較的小さい治療法となります。
痛みが心配という患者様はマウスピース矯正を選ぶのもいいかもしれないですね。
矯正治療で痛みを感じるもう2つ目の原因が、装置が口の中に当たることで生じる痛みです。矯正治療では口の中に矯正装置を装着するため、装置が口内の粘膜や頬、舌に当たることで、痛みを生じさせることがあります。
ワイヤー矯正の装置や硬い部分が頬の粘膜に当たると、粘膜が傷ついて痛みが生じることがあります。装置をつけてすぐは痛みが強く出ることが多いです。その場合には、医療用のシリコンワックスで痛みが出ている箇所を覆うことをお願いしています。他にもさまざまな方法で対処が可能ですので痛みが出てしまった場合も安心です。
その他にも新しい装置をつけたりワイヤーの形を変えたりすることで痛みや違和感が出ることがあります。
心配なことがあればスタッフや先生に相談していただければ対応いたします☺️
矯正治療に興味がある方は一度大木歯科医院へお越しください。

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2025.04.21

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